フィールドフォースカップ

「フィールドフォースカップ 決勝」レッドサンズvs荒川コンドル

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息詰まる熱戦は最終回の攻防が感動のクライマックスとなった。3点を追いかける荒川コンドル(東京・荒川区)の最後の攻撃。守るレッドサンズ(東京・文京)も悲願の優勝を目指し、必死に守る。結果は果たして…。

フィールドフォースカップ
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フィールドフォースカップ ファイナル

 球春開幕の声が近づく晩冬の2月26日、今年で3回目を迎える「フィールドフォースカップ」はファイナルを迎えた。まるでこの日を祝福するかのような晴天の下、子どもたちの元気な声が試合会場となった東京足立区の荒川少年野球場に響き渡る。
この日は準決勝2試合と決勝・3位決定戦、そして敗者復活の決勝戦の5試合が3会場で行われ、各試合とも大熱戦となった。
準決勝の2試合、茎﨑ファイターズ(茨城)対荒川コンドルは圧倒的な打撃力で荒川コンドルズが13対0で勝利収め、もう1試合の草加ボーイズ(埼玉)対レッドサンズは接戦を制したレッドサンズが決勝へと駒を進めた。また、敗者復活戦の決勝は熊谷グリーンファイターズ(埼玉)が南篠崎ランチャーズ(東京・江戸川区)を6対0で下した。

白熱の決勝戦、その行方は

 いよいよ決勝戦。先制したのは荒川コンドル。準決勝の勢いをそのまま出すかのように3点を奪う。だが好事魔多し! 3回裏レッドサンズは一挙に7点を挙げ、大逆転した。一方荒川コンドルもあきらめてはいない。4回に1点を返し、反撃の狼煙を上げた。そして迎えた最終回、流れは荒川コンドルに。2点を挙げ、1点差に迫る。ベンチのボルテージは一気に上がったが、レッドサンズも2年続けて決勝で苦杯をなめており、今度こそ優勝したいという気持ちで必死にリードを守ろうとする。お互いの意地がぶつかり合った最終回の攻防はレッドサンズが1点差でかわし、悲願の優勝をつかみ取った。

キャプテンの一打!
キャプテンの一打!
先制するゾ!!
先制するゾ!!
力投、力投、そして力投
力投、力投、そして力投
闘志あふれるスライディング
闘志あふれるスライディング
バックを守る選手を信じて投げる!
バックを守る選手を信じて投げる!
歴史に残る熱戦を制したのはレッドサンズだった
歴史に残る熱戦を制したのはレッドサンズだった

見事この大会を制覇したレッドサンズの矢崎耕一郎監督は、
「前回、前々回と決勝戦で負け、悔しい思いをしてきたが、今回は優勝できて本当に嬉しい。ウチのチームは体が小さい分、バットを振る数など、細かい部分では負けるなと選手たちには言い聞かせてきた。その成果が出たと思う」
と満面の笑みで語った。また、同チームの矢崎悠斗主将は活躍した選手を称えながら
「とても嬉しい。チームの雰囲気はとても明るい。それが最後まで頑張れた理由」
と照れ臭そうに答えてくれた。

チームを明るく引っ張った矢崎主将。メダルが光る
チームを明るく引っ張った矢崎主将。メダルが光る

戦い終わって…

大会終了後、すぐに閉会式が行われ、優勝・準優勝チームには輝かしいメダルがかけられ、3位の草加ボーイズをはじめ入賞チームも次々に表彰、さらに各個人賞が贈られた。そして、最後に大会MVPが発表され、レッドサンズの門田憲資君が見事輝いた。受賞後のインタビューでは、
「ピンチになっても粘って丁寧に投げようと思った。チームのみんなと家族に感謝したい」と語っている。

大会MVPの門田選手。照れ臭そうにヒーローインタビューに答える
大会MVPの門田選手。照れ臭そうにヒーローインタビューに答える

 約1か月半に渡り、熱き戦いを繰り広げてきた第3回フィールドフォースカップは幕を閉じた。だが、この戦いはフィールドフォースの大貫社長が閉会式で語った
「自分たちのチームに不足しているものを把握する場であり、その問題点を解決して本大会(春季大会)の臨んでもらいたい」
というように、すなわち“小学生の甲子園”である全日本学童(通称マクドドナルド杯)出場をかけた各地域の春季大会の前哨戦と位置付けられている。

優勝したレッドサンズの選手たちはVICTORYの「V」を人文字で表現し、喜びを爆発させた
優勝したレッドサンズの選手たちはVICTORYの「V」を人文字で表現し、喜びを爆発させた

 学童野球は危機的状況を迎えていると言っても過言ではない。全日本軟式野球連盟が発表している小学生の軟式野球の登録チーム数は、2010年から4年間で約2,000チーム減少したことになり、現在はもっと減っていると思われる。少子化やサッカー・水泳などの他競技の人気上昇などもあるだろうが、やはり野球界全体で考えていかなくてはならないような大きな問題であることは間違いない。学童野球に特化した企業であるフィールドフォースが主催や協賛するこういった大会が全国各地に広がって行くことが、裾野を広げるためには一番大切なことなのかもしれない。
帰路に付く子どもたちの満足した笑顔を見た時、改めてそう実感した。

■決勝進出チームに聞く
(レッドサンズ)
チーム名:レッドサンズ(東京都文京区)
監督:矢崎耕一郎

見事優勝を勝ち取ったレッドサンズの矢崎監督
見事優勝を勝ち取ったレッドサンズの矢崎監督

【モットー】
東京で一番頭(野球での)のいいチームを目指す

【フィールドフォースの商品について】野球道具・用品に気の利いたものが多い(メジャーやネット、カラーボールなど)。

【フィールドフォースカップについて】
限られた出場チーム数に対して、各地から強豪チームが多く参加しており、他にこんな大会はないところが凄いと思う。

【2017年の目標】
東京都の代表として全国大会を目指す。

(荒川コンドル)
チーム名:荒川コンドル(東京都荒川区)
部長:泉 重男
監督代行:越塚 圭

惜しくも優勝を逃した荒川コンドルの泉部長と越塚コーチ
惜しくも優勝を逃した荒川コンドルの泉部長と越塚コーチ

【モットー】
明るく元気に楽しく

【フィールドフォースの商品について】
ティー、ネットなどをチームで購入して使っているが、非常に重宝している。

【フィールドフォースカップについて】
春の大会に向けて調整ができる場。

【2017年の目標】
この大会で強くなったので、さらに上を目指す。

準優勝荒川コンドルの鈴木主将は、清々しい笑顔で「全国大会を目指す」とグランドを去っていった
準優勝荒川コンドルの鈴木主将は、清々しい笑顔で「全国大会を目指す」とグランドを去っていった

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